若いならば、「無職」は、使わないほうがいいです。

入国審査では、入国したあと、ちゃんと帰国するかどうかが問題なわけですよ。
ですから、職業は書いた方がいいです。

無職と言うと、入国審査官も、困ってしまいます。
ですから基本的には、職業を書いてあげるのが親切です。

で、もちろん、ウソを書いてはいけません。
ここは、「地球の歩き方」掲示板ですから、ウソを書くことを勧めたら、問題が起きます。

僕がイギリスの入国審査に並んだ時、
このとき、僕は、離婚をして、東京の家を引き払い、完全な自由人でしたが(笑)、
僕は職業は、「英語教師」としました。

英語を教えていたこともありますから、ウソではありません。

でも隣で入国審査を受けていた若い女性は、「no job」と言ってしまいました。

すると、いろいろ質問されて、
僕が呼ばれて、通訳して、
普通なら、6か月の滞在許可が下りるところを、一か月しか降りませんでした。

でも、日本人が長期旅行に出る時は、仕事を辞めているのが常識です。
日本的に考えれば、長期旅行者は、すべて無職なんですよ。

しかし、海外の入国審査では、いま会社に勤めているかではなくて、
どういう仕事をしているのか、それが知りたいだけです。

だいたい、6か月もインドへ旅する日本人が、会社員だと言う方がおかしいんですから(笑)。

ですから、親が田舎で農業をしていたら、帰国後手伝うこともあるのですから、「farmer」と書けばいいでしょう。
帰国後、豆腐屋をやるつもりなら「tofu-maker and vender」でもウソではありません。

ただ、旅先で、下手に、「ジャーナリスト(journalist)」などと言うのは、絶対厳禁。
いろいろとトラブルが発生するかもしれません。

ですから、ウソを書いてはいけませんが、
以前していた職業や、これからやるつもりの職業を書いても、問題はないのでは。

ただ僕が、2年ちょっと旅を続けていて、
ロサンゼルスでオーストラリアのビザを取りに行った時、
英語教師のついでに、ついうっかり、学校の名前まで書いてしまいました。

すると、
「あなたは2年以上旅をしているのに、この学校に勤めているんですか?」
と突っ込まれたのには、ちょっと、焦りましたね。

その時は、「以前勤めていて、帰国後また勤める予定です」と言いましたが。

でもまあ、日本人長期旅行者なんて、関係者は、誰でも、無職だと知ってます。
そこは、阿吽の呼吸です。

僕の言いたいことを理解していただければ、と思います。
だいたい職業について質問されることは、普通は、ありません。

昔の旅先には、カメラマン、アーティスト、ライター、テレビディレクターだらけでしたよ(笑)。

みどりのくつした

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