11/09/03 00:42

7) マルセイユの警察もがんばっているようだけど、、、

夕刻、マルセイユからストラスブールへ移動のため、マルセイユ・サンシャルル駅のバスターミナルで空港行きのバスを待っていた。

バスの待合室にはベンチがあるが、バスのすぐ前にはベンチがないので、バスの前の縁石に腰を下ろして私を含め4人ぐらいバスを待っていた。

私の横には25才ぐらいの若者が腰掛けていたが、その前に二人連れの男が来て立ち止まり、身分証明書を見せて、警察だという。
(短パンとカジュアルなシャツで、シャツを外に出しているから、ちょっと目には警察とは分からない。私服刑事。)
私のすぐ横だったので、身分証明書をよく見たけど、警察の身分証明書はかなり大きくて(日本のパスポートの2ページ分ぐらいある)写真も大きい。

若者を立たせて、ポケットのものを出させた。
一人がポケットから出てきたものを詳細に見ている。
ケースに入ったたばこの箱をスライドさせて中身を見た後、鼻で入念に臭いを嗅いでいる。

若い男は身なりは悪くなく、真新しい服装である。
若い男が、ポケットのものはこれで全部だというと、刑事はズボンのポケットに手を突っ込んで、隠しポケットでもないか、手でかなり入念に中を探っているようだった。

右側に腰掛けていたカップルは、遠慮して、席を外した。
私も、取り調べの邪魔になってはと思い、立って、2mくらいは慣れて、それとなく見ていた。

刑事は、ズボンの余裕部分の生地を両手で挟んでぱんぱんと叩きながら何かズボンの生地の裏に持っていないか、調べている。
次に、肩掛けのカバンの中身を全部出させた。
大したものは出てこない。刑事は、また、カバンに鼻をつっこんで、臭いを入念に嗅いでいる。

何も出て来なかったようで、男は解放された。

マルセイユは、葉っぱとかの禁制品の取引がかなりあるんだろうね。
調べられた若い男は、おそらく、警察がマークして泳がせていたけど、空港行きのバスに並んだので、高跳びする前に持ち物の検査に踏み切ったのではないかと思う。


警察もご苦労様です。

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