2007年12月、私は、インドのカジュラホにいました。
子犬にかまれた、因縁の土地です。
私は、より良いホテルを探して、町中のホテルを、見て回っていました。
(私は、どこの町に行っても、一番コストパーフォーマンスがいい、ホテルやゲストハウスを探して、町中のホテルを、見て回っていました)
とあるホテルで、ホテルマネージャーと話をしていると、「警察」の話になりました。
「Do you like police?」
と聞くと、
「I hate them!」
という答えが、返ってきました。
「悪い奴ばっかりだ!」
と言っていました。
「Not all of them」(全員では、ないが)
「留置場に入れられたら、いつ、出られられるか、わからないんだ!」
と、何度も、言っていました。
つまり、「家族が、警察に、賄賂を積んで、留置場から、出さないと、死んでしまう」ということです。
(留置場では、食料も、水も、出ません)
インドのバナラシのリキシャの兄ちゃんは、私が、
「Do you like police?」
と聞くと、
「No!」
と大きな声で言い、
「『50ルピー出せ』とか、言うんだよ」
と言っていました。
インド人は、素直です。
私は、バンコクで、偽警官にも会いました。
バイクに乗ったまま、
「パスポートをよこせ」
と言ってきましたが、じっと、見つめていると、そのまま、バイクを走らせて、逃げていきました。
(私は、ひと目で、「ニセモノ」と、見破ったのです)
警察を信じているのは、日本人だけです。