現地フランス人は安全と思っていないようで、、、 こんにちは 北駅からCDG空港の間のRER-Bについて、以前からセキュリティーについて何かといわれてきましたが、最近の現地の報道とか、投稿を拾ってみました。 1)手荒なことが増えている(パリジャン紙 パリでは一般的な新聞 2010年11月27日付け) http://www.leparisien.fr/seine-saint-denis-93/pas-un-jour-sans-agression-dans-le-rer-b-27-11-2010-1167771.php 国鉄SNCFの組合の一つUNSAの委員長の談話の報道 要約 国鉄当局や警察は、路線別の事件の集計を発表していないが、北駅から北のRER-B国鉄営業区間(北駅から北のCDG方面は国鉄、南はRATPパリ市交通局の運営)で、起こった強盗の類の情報を運転士から受けるので、組合本部には情報が入ってくる。 11月13日朝7時半頃、5人の若い男が乗客の女性を殴り、ハンドバッグを奪った。(この時の犯人は捕まった模様) 別の日、若い男のグループが、被害者を車両間のつなぎの蛇腹の部分に押し込めて脅し、金品を奪った。彼らは、車両の合い鍵を持っていて、両方を閉めて密室状態にし、犯行後、被害者を閉じこめて逃走した。 (RERの車両は、末端部分は日本と違って、分厚い鉄板になっているので、外からは何が起こっているのか、末端ドアを閉めると分かりません。車掌もあまり回ってこないので、救出されるまで、南の終点と空港を何往復かするかも知れない。) 事件はほとんど毎日起こっているようで、発生頻度が高いのは、Sevran-Beaudottes 駅、Villepinte -Parc-des-Expositions駅の間あたりです。 2)鉄道関連サイトへの個人の投稿(2009年12月2日) http://www.blogencommun.fr/2009-12-vol-diphone-a-larrache/ 要約 僕は、友人をCDG空港へ送っていく途中、Sevran Beaudottes 駅で乗り込んできた男に、iPhoneを奪われました。この駅は、電車が3分間止まるのです。男は、顔をマフラーで隠して、iPhoneを奪うと、すごい速さで走って逃げてしまったんです。 僕は、数ヶ月前にパリに来たので、知らなかったのですが、友人に聞いたら、そんなことは、パリでは普通だといわれました。 3)RATPパリ市交通局のRER-Bの犯罪発生統計(le Post紙 2010年4月7日) (RATPは北駅から南だけど、犯罪の発生頻度の参考にはなる。) http://www.lepost.fr/article/2010/04/07/2021595_vols-avec-violence-sur-le-rer-b-128.html 要約 RATPの発表によると、RER-B(北駅より南のRATP管内)での犯罪発生は、2008年に比べて2009年は相当増えている。 強盗、婦女暴行を含めた暴力を使用した犯罪は、2009年は354件。 このうち、暴力を使用した強盗(窃盗等を除く)は、2009年は217件。 また、スリなどの暴力を用いない窃盗の類は、2009年は52件。 4)ここの掲示板に搭乗されたRER-Bでスリにあった話 (約5年前の投稿、ここの掲示板は、RER-Bでスリにあった投稿は比較的少ない) おそらく、スリは投稿されたような手段を使うものと思います。 http://bbs.arukikata.co.jp/bbs_past/tree.php/id/512026/-/parent_contribution_id/512026/ さて、 スリに遭わなかったのは、運が悪く巡り会いがなかったか、お金があるオーラが出ていなかったからでしょう。 乗るかどうかはトピ主さんの判断ですけど、RERに乗るなら、ノンストップに乗るのがいいと思います。 時刻一覧表は以下の方法で出せます。(その表のURLが貼り付かないので、以下に従って出してください。) 先ず、RATPのサイト http://www.ratp.fr/ 左側の水色の時計の絵 horaires と書いてあるところをクリック 中央 大きい時計の右 RERと書いてあるところをクリック Votre ligne B と Tous les horaires de la ligne を選択、valider(確認)クリック 空港からパリ行きに乗るなら、Robinson、 St Remy 、、、を選択 空港に向かう場合、Charles de Gaulle mitry-claye を選択、 月~金なら、lundi vendredi、土日祝日ならその下、samedi dimanche ferie を選択、 rechercher をクリックすると、時刻表が出ます。 ノンストップは朝、夕の通勤時間帯はありません。 1)の報道で、事件の多い区間は、各駅停車で停まり、ノンストップは停まりません。 乗る駅で途中で停まる駅が表示されるので、ノンストップかどうか分かります。 知人のフランス人は、男でも、一人で空港行き帰りに旅行者がRER-Bに乗るのは止めた方がいいと言います。 北駅は、真冬以外は、身なりの良くない浮浪者というのでもない程度の人が何をするでもなく、壁の付近にたたずんでいます。 この人達がすぐに何かするというわけではないですが、華やかなパリのイメージとはかけ離れたもので、地下鉄に乗るのに毎日前を通ると、旅行気分がそがれます。 もう少し中心部に宿を取った方が、華やいだ旅行気分になると思います。 良い旅を
Re: 現地フランス人は安全と思っていないようで、、、 mamoru さん、大変貴重な情報をありがとうございます! う~ん、そこまで犯罪多発路線では、考えてしまいますね。 通勤時間帯は、ノンストップがないとのことですが、金曜の 午後3時50分着の便では、まさに通勤時間帯に当たりますよね。 RER線がダメなら、リムジンバスでリヨン駅辺りを考えていますが、 その辺りは、特に心配はないんでしょうか? お金を持っていそうもない夫ですが、2度も狙われ(1度は未遂)た ので、できるだけ危険な場所は避けたいですね。
リヨン駅付近はごく普通と言うところでしょうか RER-Bの時刻表を見ると、ノンストップ便があるのは、CDG1を出る時刻で15時58分までで、その後は通勤時間帯の各駅停車ばかりになりますね。 リヨン駅の近くは、普通の区域でしょう。 パリでは市区域の北と東の方、区で言えば、18区、19区、20区及びその区に隣接する外部の市は低所得者層が多く住む地域と言われています。北駅はその区域が始まるあたりでしょうか。 それから、RER-Bで空港に向かうと、パリを出て空港への中間点付近で、電車の窓からキャンピングカーが点々と何台もかなり見えるところがありますが、これは、レジャーでキャンプしているわけではないそうです。以前、フランスの知人と、RERで空港に向かったとき、これが見えたので、キャンプしているのかと尋ねたら、そうではなくて、住むところがないので、廃車になったキャンピングカーを持ってきて、長逗留している人たちだということでした。(そういう地域なのです。) リヨン駅付近に宿を取るなら、せっかくだから、リヨン駅の中にあるレストラン兼カフェーの「Train Bleu トランブルー」でコーヒーでも飲んだら、旅行気分が盛り上がります。 昔、列車で旅をすることが贅沢だった時代に、列車を待つお金持ちの人たちのために作られたレストラン兼カフェで、当時のシャンデリアなど豪華な装飾が残っています。入ると、右側はレストランで装飾がすごいですが(ここで食べたことはありません)、装飾は見るだけ、左に行くとカフェで、ソファーでゆったりとくつろげます。値段は、普通のコーヒーの5割増し程度ですけど、場所代と思えば不満はないでしょう。ウエイターも、普通のカフェと違ってたいへん丁重です。 リヨン駅から北駅に行くのは、RER-A又は並行して走っているRER-Dに乗れば、荷物があっても、RERはエスカレーターがあるので、地下鉄のように荷物を持って階段を上がることはないです。所要時間は、10分程度で、RERのこの区間は、安全上はまず問題ないです。 良い旅を