レポート

エミレーツ航空とドバイ空港雑感 その1

公開日 : 2017年03月05日
最終更新 :

今回の旅行は時間の関係から、羽田-ダルエスサラーム、ルサカ-羽田のオープンジョーを探したところ、エミレーツくらいしかない。・・・やや高かったが、仕方がない。エミレーツは数えてみると21年ぶりの搭乗である。

ネット旅行会社経由で買ったので、ウエブチェックインするには自分の情報について登録の必要があるが、そんなに難しくなく登録終了。エコノミーだが座席の指定や食事の選択もできる。座席についてはチェックイン時にちゃんと反映されるのか疑問だったけど。・・・

行きはダルまで全てウエブチェックイン。座席は反映されていた。カタール航空のようにウエブチェックインしてもカウンターに寄れ、と言うルールもなく、この点は評価できる。羽田では印刷したA4の「ボーディング・パス」が最後まで通じたし、ドバイでは搭乗口で先方が用意していたボーディングパスに替えてくれた。

CAの制服も20年前と多分そんなに変わっていない。・・・機内食はエコノミーだが、カタール航空よりは間違いなくおいしい。ただ、行きは「ハンバーグ」がチョイスにあり(機内食でハンバーグが出てきたのは記憶にない。)帰りは「日本そば」が出てきた。日本そばはパンを半分に切って間に挟んで上からバターを塗って食べるんだよ、といつか隣の席の人に説明したいのだけど、今回もそういう機会はなかった。白ワインがぬるいのには閉口。往復7本すべてそうだったので、最後はビールにしたけれど。

去年のカタール航空でも思ったが最近の機材の暴力的な数(?)のエンタメにはやはり時代を感じる。日本語映画だけで50本近く。音楽に至っては日本人のアルバムだけでも10枚近くある。NHKワールドも見られるが、あれは生放送なんだろうか。ダルに着陸する寸前まで「精霊の守りびと」を観ていた。前方のブラウン管を凝視して、次の映画プログラムが好みでない時は寝ていたような時代の話をしても、今の人はわからないだろうなあ。USBの端子と共にBF型のコンセントも各席についているから、充電も苦労しない。

私は日本人CAは人件費の無駄遣い(そういうサービスが要るならJALかANAを選べばよい)という主義なのだけど、日本語が通じるCAが数人いた。行きは外国人の男性CAがほぼ流暢な日本語で最終機内アナウンスをしていたのには感心。キャセイと同様国籍バッジを付けているのだけど見にくい。香港バッジを付けている人がいたが、中国バッジの人もいて、この辺は厳密に分けているのね。

が、行きのドバイ行き、一時間ちょっと遅れた。(偏西風の影響なんだろうけど、帰りは15分早く到着した。)私は3時間の乗り継ぎ時間があったのでそんなに慌てなかったが、周りはかなり焦っている人もいる。沖止めでタラップを降りたところで、急ぐ乗り継ぎ客を拾っているのだけど、そうでない客はどのバスに乗ればいいのか誘導がいまいち・・・と思いつつ、到着ゲートに着いた。新しいドバイ空港は初めてなのだけど、20年前の面影は全くない(そりゃそうだが。)「バカ空港」になり果てていた。・・・・

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2件のコメント

  • やっぱり日本人

    カタールの食事不味かったかなァ?
    無理もないか、NHKの番組で想像しながら実際目の前にする彼ら遊牧社会
    日本人には理解難しいかもしれないね

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  • エミレーツ航空とドバイ空港雑感 その2

    まず、あのちゃっちゃか変わる搭乗案内だが、みんなあれを読めるのだろうか。私はあれを読み取るのに苦労し、結局最後まで慣れなかった。もちろん羽田だって、成田だって変わるけど、ああいう変わり方はしないというか、何が悪いのかうまく書けないが、あんな掲示板ははじめてである。

    案内ではターミナル3に着く、となっていたのでああそうかくらいに思っていたが、コンコースBに到着、ここからCに行くには20分かかる、と表示されている。たまたまダル行きは同じBからだったのだが、Cにあるらしい「Dubai International Hotel First Class Lounge」というマルハバよりいいらしいラウンジに行く気力が失せた。

    更に乗り継ぎ客の荷物チェックの設備がわずかしかなく、結局、ドバイから乗る客のチェックコーナーに回されたが、乗り継ぎ客の方がそもそも多いんじゃないの?制限エリアに入ると免税店・・・これも昔よりパワーアップしていたが、全く興味なし。・・・Bのマルハバラウンジへ。朝食時間だったのだけど、ビュッフェはホットミールが4種類あり、サンドイッチも数種類あったが真面目に作っていておいしい。アルコールもフリーだがワインは赤白一種ずつというのは、航空会社上級会員用でもないので、こんなものだろう。朝シャンならぬ朝赤ワインを2杯、軽く食べて退散。

    エミレーツのきちんとしているところはエコノミー座席のゾーン制をきちんと守っていることで、エコノミーの客を後ろから入れていくことは徹底していた。(ルサカは除く。・・・)ダル行きも定刻出発、定刻に着いた。

    帰りはルサカのホテルにも泊まれず、車中泊になった関係もあり、カウンターチェックイン。これは着いて知ったのだけど、「ルサカ行きEK」というのは、ルサカ経由でジンバブエのハラレまで行き、その機材がとんぼ返りでハラレ発、ルサカ経由ドバイ行きになるという。ドバイでの乗り換えは二時間。そもそも「問題国家」のハラレを出発し、「問題かもしれない国家」(ザンビアは夏までにIMFに救援申請をするらしい、というニュースを見たが、どうなのだろう。)のルサカを経由して、ドバイに定刻に着くものか・・・・

    が、おいおい書くが、案外ザンビアというのはしっかりしていて(失礼!)、ジンバブエのコントロールもいいのだろうけど、ルサカを定刻に出発、ドバイに定刻に到着したのである。

    が、ここからが悪い。沖止めでバスに乗るが、ターミナルのBまで何と20分乗り続けた。(最高記録と思う。)さらに羽田行は徒歩20分かかるコンコースCとなっている。実際20分もかからなかったが、これだけで30分以上ロス、例の「何とかラウンジ」を目指したが、時間がなく、マルハバのCラウンジに入った。Bと全く同じで、違うのは冷たい飲み物を客が自分で取り出せることくらいか。やっぱり朝6時過ぎだったが、冷たいシャルドネを2杯飲んで生き返った。・・・・でも30分もいられず、ゲートに行ったらすでにチェックインが始まっていた。・・・

    帰りは15分早く22時30分頃着いたので、終電にぎりぎり間に合う。今回はワインを二本(通販では買えないタンザニアワインである。念のため。)持ち帰ったので、預け荷物にせざるを得ず、預け荷物にした場合、私の自宅では、基本的には間に合わないのでは、というのが勉強になった。

    で、結論として、ドバイ空港が乗り継ぎしやすい、と言う人は、だったらどこの空港だったら「乗り継ぎがしにくい」のだろう、とかなり疑問に思ったこと。ただ、エミレーツはとにかくオペレーションがきちんとしていたので、アフリカに行くことがあれば(!)ぜひまた使ってみたい。

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