3日間アンコール遺跡群を観光して感じたことをレポートします。
宿の空港への出迎えサービスは翌日から遺跡観光の足を確保したい旅行者と、車代でも利益を上げたい宿側の打算とのすり合わせ。
特に高くなければそのまま宿のサービスに乗って、顔を見知った運転手を確保するのは悪くないと思います。
バイクにリヤワゴンを付けたトゥクトゥクのような乗り物が主体で、アンコールワット・アンコールトムなどの小回りコース1日14USD。宿からの派遣であれば信頼性も高くなります。
アンコール遺跡観光はアンコールワットに始まりアンコールワットに尽きます。他の壊れかかった遺跡全部よりも価値がある。ここをじっくり鑑賞するのが一番でした。
アンコールトム。
バイヨンもよい。しかしなんとなく既視感があります。
その次のバプーオン寺院はなんだかよくわからないままに入っていきましたが、水平に作られた高さのある参道。上階に上った時の俯瞰がすばらしい。
アンコールトムの外のトムマノンという小遺跡は修復状態が良く、女神像もよかった。その外の遺跡群は崩壊しかかったものを修復しつつあるが、遺跡の価値ははるかに及ばないように思う。
アンコールワットは神々の大神殿です。機械力のない時代にこんな規模の建造物をよく作ったものだと人間の持つ力に感心します。
第一回廊の壁画は既視感があったが、やはり良い。西面南側のは躍動感がある。
第二層に上がると沐浴池がある。水を上げる技術があったのだろう。ここに博物館に行けなかった石像の残骸が残されている。後世のものかもしれません。
第三回廊に上がるのにずいぶん待たされました。約1時間。
わたしのすぐ前に日本語ガイドの男性がいて、何時ごろが良いか教えてもらいました。やはり皆が昼食をとる時間が空いているそうです。二度目は全く列に並ぶことなく上がれました。
第三回廊で見るべきものは各所に配置されたアプサラ、女神像ですね。この掲示板で教えていただいて参考になりました。
初回は待ち時間が長く、そのまま運転手が待つ場所へ急ぎましたが、二度目は余裕があります。
参道を外れてアンコールワットが美しく見えるアングルを探したりしました。蓮池の辺が良いようです。
本殿に向かって左手に今の時代の寺院の屋根が見え、行ってみました。お寺はタイの寺院よりもラオスの寺院に似ていました。現地の人とはラオス語でそのまま通じます。
興味深かったのはバンテアイ・クデイ観光に来た正装した女性たちの話す言葉がまる分かりでした。
クメールの人なの。そうよ。ラオスの田舎から来たような人たちでした。
日本でいえば東北方言と九州方言くらいの違いだったのでしょう。
学校教育で、それぞれの国家が若い世代にそれぞれの標準語を教えるので差異が大きくなってゆきます。
放送メディアもそれに一役買っています。