Q&A

アッシジのホテル

公開日 : 2016年09月28日
最終更新 :

つい最近のことですが、アッシジの予約を入れていた「ホテル スバシオ」 が突然、9月9日に閉鎖され、到着したとたんに、何の説明も謝罪もなく、別のホテルに行くようにと言われました。移動した先のホテルでも口を濁して何も説明がありませんでした。帰国後、このホテルのことを検索しましたら、今でも大手の予約サイトでは、予約を受け付けているようですので、ご注意ください。

さらに、以下のローカル・ニュースが検索できましたが、残念ながら、イタリア語のみですので、イタリア語の分かる方、是非、内容を教えてください。

http://tuttoggi.info/hotel-subasio-tar-ragione-al-comune-chiuso-mafia/357288/
http://www.umbria24.it/hotel-subasio-sindaco-assisi-tar-ci-da-ragione-albergo-verso-la-chiusura/412964.html
http://www.umbriaon.it/2015/assisi-hotel-subasio-tar-premia-il-comune/
http://www.umbria24.it/hotel-subasio-di-assisi-tar-sospende-la-chiusura-titolare-provvedimento-drastico-e-ingiusto/410650.html
http://247.libero.it/rfocus/26567403/1/assisi-interdizione-antimafia-per-gestore-hotel-subasio/

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3件のコメント

  • 退会ユーザ @*******
    16/09/28 23:20

    カラーブリアの反マフィア営業停止処分!

    イタリア語が読めても詳細に関しては、イタリア行政法・行政裁判に関する知識がないと完全には理解できないのですが、これらの記事から把握できた限りにおいてもう少し詳細に解説します。(行政訴訟関連の用語は素人ゆえ間違いがあるかと思います。お詳しい方ご訂正下さい。)
    はじめ単純な破産事件か差し押さえなのかなと思ったらそうではないのですね。読んで驚きました。
    イタリアは行政事件は日本と違って通常の裁判所ではなくて特別の行政裁判所で裁判が行われます。これはウンブリアの地方行政裁判所が出した判決だそうです。
    事の起こりはカラーブリア県知事が出した反マフィアの営業停止命令でした。その対象の一つがこのホテルを経営するFratelli Catalano Srlという会社です。昨年就任したアッシジ新市長がこれを受けてホテルへの営業許可取消を行い、7月に閉鎖を命じました。
    しかし会社はこの取消処分に対して訴えを起こします。ホテル所有者側(つまりマフィア資本側)の言い分は、営業活動の中断は会社にとっても市や県にとっても、またイタリアのイメージにとっても損害をもたらす、また営業活動の中断は違憲のおそれがある、というものでした。
    万一裁判所によって彼らの訴えが認められたら損害賠償が発生するかも知れないため、判決が出るまでやむなくホテルの開業を短期間認めたようです。
    そして結局今回の判決に至り、市側の主張が認められて、営業停止ではなくて閉鎖が決定しました。「合法性の回復」と評価されていますね。
    ということで、最終的な判決が出るまでは、どうなるか先行き不明だから予約をそのまま受け付けていたのでしょうね。
    いやそれにしても驚きました!カラーブリアのマフィアってンドランゲタじゃないですか。まさかアッシジまで進出していたとは、しかもホテル経営?!麻薬と誘拐だけじゃなかったんだ。
    イタリアの守護聖人聖フランチェスコ聖堂の真ん前にある高級ホテルですよね。あんなところがンドランゲタ資本とは・・・天罰が下るぞ。
    ホテルの人が口ごもった理由は、そういうこともあるでしょうが、一言で説明しにくいし、外国人には分かるまいと思われたのかも知れません。私もこれを英語で説明されたら全く理解できないと思います。こんなこともあるんですね。

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    詳細な解説、ありがとうございます!

    Sabinaさま、

    本件について、詳細なご解説、ありがとうございます!そういうことだったのですね・・・本当に驚きです!

    このホテルは、私達が宿泊予定だった9月13日(火)の5日前の9月9日(金)に突然閉鎖されたようで、強制移動させられたホテルのフロントに「こんなこと初めて」と文句を言ったら、「special experienceが出来て良かったじゃないか・・・」みたいなことを言われ、あきれてしまいましたが、今となっては確かに稀有な経験となりました。

    チューリッヒに住んでいる友人に知らせたら、「マフィアが関わっていたホテルって、いかがわしい所じゃなくて、
    きっといいホテルだったんでしょう。スイスでも、イタリア系レストランにマフィアの手が伸びているって話をよく聞きますが、やはり、その影響力はすごいんですね。」と言ってきました。

    時には「事実は小説より奇なり」ということが起こるのだということが良く分かりました。

    ありがとうございました。皆様もお気をつけて、良い旅を!



  • 16/09/28 17:43

    口ごもった理由

    per interdittiva antimafia spedita tempo fa dal Prefetto di Perugia, perché ritenuto legato alla criminalità organizzata.

    È apparso sulla stampa che il prefetto ha spedito da tempo un’interdittiva antimafia al conduttore dell’Hotel, perché ritenuto legato alla criminalità organizzata.

    あたりが参考になるようです。

    マフィアの金が流れたというか、闇の勢力がホテルを運営したというか・・。

    市長がこれを政策に掲げて当選した結果なのでしょうね。
    ローマと言い(候補地取り下げ会見は格好良かった)
    骨のある政治家が他国にはいるようです。
    観光よりも住民を優遇すべしというバルセロナなどもそうでしょう。

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    謎が解けました!

    Jorgeさま、

    アッシジ市のローカル・ニュースの解読、ありがとうございます!

    あの時、まるで箝口令が敷かれたように、誰もが何も語ろうとしなかった理由は、あのホテル・スバシオの閉鎖にはマフィアが絡んでいたのですね!?

    あのホテルは、まるでサンフランチェスコ聖堂と繋がっているような素晴らしいロケーションにあるのですが、教会とマフィアの関係もあるのかもしれませんね、まるで映画のような話ですが・・・

    それにしても、ExpediaやTripadvisor等の予約サイトは今でも予約を受け付けています・・・

    願わくは、何も知らずに不幸にも予約を入れてしまった私のような旅行者がこれ以上増えないことを祈っています。

    ありがとうございました。

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  • 16/09/28 08:08

    地方行政裁判所が異議申し立てを却下

    Tar:Un tribunale amministrativo regionale
    が拘わることなので、行政上の裁判。

    Assisi, il Tar sospende la chiusura dell’Hotel Subasio
    とのタイトルの記事が出たのが
    10 agosto 2016 11:08

    免許取り消し異議申し立てが保留。
    8 settembre 2016の記事が却下。
    これで閉鎖が決まったようです。
    それまでは、
    che fino ad oggi aveva temporaneamente permesso
    alla società F.lli Catalano di mantenere aperto l’Hotel Subasio
    営業が臨時に許可されていた(と思う・・)。

    多分、市側(市長)が閉鎖を決め、ホテル側が意義を申し出て
    裁判になったが、ホテル側が負けたのでしょう。ローマ同様に
    選挙公約だったようです。

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