レポート

パリのお食事その1

公開日 : 2016年07月13日
最終更新 :

結局二泊三日のパリでは、体調やらなんやらで、きちっと飲んで食べるレストランには入らなかったのが残念。それでも少しは願いをかなえたか・・・・

1.レオン・ド・ブリュセル シャンゼリゼ店

https://www.leon-de-bruxelles.fr/
この板でもお馴染みのムール貝のチェーン店。パリだけでも10店舗くらいはあるそうだけど、分かりやすい(?)シャンゼリゼのお店に行った。

みんな動機は同じと思うけど、
「一度でいいから、誰ともシェアせずに、自分一人で洗面器一杯のムール貝を食べてみたい。」
ということささやかな夢を手ごろにかなえてくれるお店である。

シャンゼリゼで探すのに若干手間取った。頭の中がムール貝になってしまうと、エルメスの本店など全く目に入らず(余談だけど、エルメスのスカーフのデザインはとても好きなのだけど、ネクタイはどうも好きになれない。逆だったらちょっとはブランド物も買うのに・・・とよく思う。)レオン、レオン・・・となるのだけど、案外立地がいいところにあって、少しびっくり。

ファミレスみたいな造りだし、サイゼリヤに入ると思えばいい。入るとすぐに店員が案内に来る。人数を言えば案内してくれる。メニューは写真入りでこれもファミレス風で、何よりもいいのは、完全な英語併記である。・・・・

リースリング(がなぜかあった。)を一杯頼んで、メニューを眺めるが、ムール貝以外にもいろいろとある。が、ここで他の物を食べるというのは・・・洗面器ムール貝にポテト山盛りのやや高めのセットを頼む。これが21ユーロだったから、安いと言う訳ではない。もちろんパンもついているので食事としては完結する。

本当に洗面器くらいの大きさの入れ物に一杯入ってくるので、これは感激である。貝そのものはやや小さいのだけど、これだけあれば、貝がらをトング代わりにして食べる食べ方(周りの仏人らしき人もそうやって食べていたから、スプーンを使ってスパゲッティを食べるのとは異なり、それなりに国際標準のたべかたなのだろうか。)もやりがいがある。ポテトも多いし、パンも食べて・・・・とまさしく夢の実現である。

ただ、このお店の弱点はグラスワインの品ぞろえがいまいちで、数種類もおいてなかった。ビールの方が多い(ウエブサイトも「ビール」というタグはあるが、「ワイン」はない。)仕方なく、ワイン二杯、ビール二杯という構成になった。で、こんなことをしているとお酒代の方が高くなる。・・・

ちょうど隣にお母さんと中学生の女の子くらいの親子が座ったので、女の子はどうするのだろうと思ったら、親子で一つずつ洗面器を頼んでいた。あのくらいは中学生くらいでも食べられるか・・・・・とも思ったが、標準なのかどうかよく分からない。

ということで、とにかく手軽に食べられると言う点では、かなりの高得点だと思う。

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  • パリのお食事その2

    2.ル・セレクトの朝食セット

    私はVavin駅のすぐ近くにある「Raspail Montparnasse」に泊まったのだけど、このVavin駅の交差点のところはカフェの宝庫、レストランの宝庫、みたいな場所である。La Rotonde、Le Select等の有名なおみせがあるのだけど、この中でル・セレクトで朝ご飯を食べることにした。
    http://www.leselectmontparnasse.fr/menus-carte/

    上記メニューにはないが、朝食セット(何という名前だったか忘れたが)が9.8ユーロである。この価格設定は、結局、10ユーロ払ってください、というものなのか(私は10ユーロ渡して、おつりは要らない、と席を立ったが。)、昔、玉村さんの「パリの旅雑学ノート」に書いていたような、テラス席でのチップのやりとりを「期待」していたのだけど、それはかなわず。

    が、出てきたものはすごかった。まずはオレンジジュースが付いているのだけど、どうやって絞ったらこんなに果実が残っているのかとびっくりするくらい、果実の詰まったフレッシュなオレンジジュースで、これだけで10ユーロくらいの価値(?)がありそう。でっかいクロワッサンが一つ。クロワッサンは日頃あまり食べないので、おいしいのかどうかはよく分からないが、手でちぎろうとするとバターが手にたっぷり染み出てくる、オーソドックスなものである。

     一緒のプレートには、コーヒーカップが三つ載っている。これってどういうこと・・・と思ったら、ホットミルクのカップ、コーヒーのカップ、空のカップ・・・これも理論上は聞いていたが、自分で勝手にカフェオレにするやつ・・・日本でもどこかであるのかも知れないが、この方式で出てきた経験はない。で、その三品目だけなのだけど、いかにも絵にかいたようなパリの朝食で感激。香港の茶餐廳でマカロニスープを食べたとき以来の感動、だろうか。

    3.番外編  Le Bar à Huîtres Montparnasse

    私が泊まった「Raspail Montparnasse」の隣にある、そのものずばり、「オイスターバー」である。ここで、「牡蠣とシャブリ」をやりたかったのだけど・・・ここもチェーン店でパリに数店舗あるみたいだが、玉村さんの「旅の雑学ノート~」に載っているような、牡蠣の売場とレストランが別になっている。
    http://www.lebarahuitres.com/maj/pdf/CARTE_BAH_FR.pdf

    これを見ていると・・・ワインリストが見当たらないのだけど、まずはシャンパンを飲んで、とかワインの構成をどうしようか、そちらに頭が行ってしまう。右下に牡蠣のメニューがあるが、「Grand Cru」というのはご愛嬌(?、しかも商標登録している。・・・)としても、まあいろんな種類があるものだ、と感心してしまう。一番安いので半ダース11ユーロだから、1ダース食べても22ユーロ、シャンパン一杯にシャブリをボトルで空けると・・・一度くらい豪勢にやってもいいだろう。飲んだくれてもホテルは隣・・・とただの「誇大妄想」なのだけど、くれぐれも残念である。次はもう一度真冬のパリでリベンジしたい。








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