先日、野暮用で泊まった二子玉川の東急エクセルホテル、何となく不思議な(?)ホテルだったので、感想を書いてみたい。・・・
まず、口コミでも多いのだけど、行きにくい。入口の場所が分からない。というのも多摩提通り側に車寄せと正面玄関があり、もちろんそっちから行く人はまずいない。(タクシーで行くタイプのホテルでもないし・・・)二子玉川駅から標識に従っていくと、私はたどり付けなかった。ホテル自体は楽天の本社が入っているビルの上層階なので、楽天本社を目指し、ビルが開いている時間であれば、本社に入るゲートに行かず横のエスカレータで一旦降りて、ホテル専用エレベータに向かう。・・・これも案外分かりにくい。守衛のおじさんに聞くと、いくつか方法がある、そうなのだけど、何でこんなに面倒なところに入口を作ったのだろう。・・・
ビルの上層階にホテルを作るのは最近多いが、このホテル、フロントとレストランが最上階で、その下が客室と大浴場、もう一つ下が客室、と全部で3フロアしかない。全107室だとそんなものかとも思うが、階段でも十分行き来ができて、エレベータを待つ必要がない。客室はシャワーだけという部屋も多くあり、その人たちは大浴場に行ってください、という仕組みになっている。(私はバスタブありの部屋だったが、大浴場に行った。)中浴場くらいの大きさなのだけど、私はこの「大浴場式」のホテルが好きなので、その点もいい。もちろん客室階から大浴場へは浴衣で行ってもよい。また、階段もエレベータもフロアに入るためには宿泊者のカードキーが必要で(特に階段でフロアごとにドアが付いているのはあまり見たことがない。)セキュリティもしっかりしている。
部屋でびっくりしたのは、窓のある面は床から天井までが全面ガラス張り、である。(多分全室そうだと思うけど念のため確認を。)このクラスのホテルでこのようなホテルは初めてである。カーテンの類がいくつかあり、うっすらみえるから完全に見えないまで調整は可能だが、すっぱたかで部屋の電気でもつけていようものなら、向うからも全て丸見えになる。私は駅側を望む方向、世田谷ビューだったのだけど、やはり全面ガラスだと気持ちはいい。
朝食もエクセルホテルの水準(実は渋谷と成田くらいしか泊まったことがないが)にしては、えらく立派である。私は朝食込の宿泊だったが、2500円くらい。二子玉川は神奈川との県境で東京の端っこだから物価が安い、という訳でもないし・・・・。
もちろん、二子玉川ライズの一部なので買物には事欠かない。コンビニもあるし、東急ストアは1時までやっている。飲む場合は、二子玉川の場合、高島屋の裏の方に安い飲み屋街があり、ライズの中はやはり高いのだけど、一軒だけ、「リゴレット」という六本木起源の仏・伊料理屋兼飲み屋がライズの高架下のところにあり、ここだけなぜか安い。(比較論だけど)前もってメニューを研究の上、ぜひ行ってみてほしい。
で、何を言いたいかと言うと、昔の羽田東急ホテルみたいに、隠れ家ホテルとしては最適ではないか、ということである。(羽田東急と違い周りはにぎやかなのだけど。)この手のホテルは「ついでに寄るのが面倒で、強い意志を持って行くホテル」が第一条件だけど、案外はまっている。・・・
やはり本社がホテルと同じビルに入っている楽天トラベルだと
http://travel.rakuten.co.jp/HOTEL/147553/review.html
もうちょい悪評が立てばいいのに(値段も下がるし)・・・。
