トルコ東部の治安について（2015年10月以降）

治安に不安があるのはむしろ南東部のようです

　トルコは広く東部と言ってもかなりのエリアにまたがります。治安に本当に不安があるのは南東部でトルコ国営放送ＴＲＴの報道によると、ディヤルバクルやシャンルウルファをはじめ、南東部の都市では爆発事案や治安部隊との銃撃戦も行われた模様です。ご質問にあるウードゥルですが、ここも外務省渡航情報ではイスタンブール同様危険度１が発令されており、ＴＲＴの報道では先日ウードゥル郊外で軍施設を狙った爆弾事件があったようです。（２０１５年秋現在、トルコ東部は危険度１エリアが拡大しました。南東部は危険度２です）周辺のイランやナヒチェバン共和国にも危険情報は出ているようですが、この一帯を含め、今のところ旅行者を直接狙うような事案は起きていないようです。質問者様がどのような形態でご旅行されるのかにもよりますが、この一帯は英語の通用度が大変低く、ホテルのレベルも正直星の数があてにならない面もあるので、専門旅行会社を通じて慎重に手配されることをおすすめします。また、一点気になるのですが、ナヒチェバンからウードゥルに入られるとのこと。ディルジュ（Dilucu)からトルコ入国をすることになりますが、入国の際この国境が一般旅行でよく使われるものかあまり情報がないのでルートづくりの際に旅行会社などに確認をしたほうがよろしいかと思われます。トルコ東部は人も親切で本来過ごしやすいところなので、渡航される場合は事前に情報収集を徹底してぜひ滞在を楽しんでいただけますよう、微力ですが書かせていただきました。

外務省海外安全ホームページ

トルコについての現在の状況と注意喚起
http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo.asp?id=052#ad-image-0

国境付近の状況、総選挙の影響などかなり詳しく記載がされています。