レポート

ツーリズムEXPO雑感

公開日 : 2015年09月27日
最終更新 :

この展示会は旅博の頃から欠かさず行ってたのだけど、ここのところ忙しくて3年ぶりくらいに行ってみた。この形式になってからは初めて。時間もなかったので、海外部門しか見なかったけど、箇条書きで書くと、

・イベントの類が多すぎて、肝心な「情報伝達」をやってないところが多く、JALとかANAとかほとんど何のパンフも置いてなくて、何のために出展してるのか不明。ビジネスクラスの席を体験、というのは一番ばかばかしい催しと思うのだけど、どうなんだろう。
・アラビア半島勢が全滅。観光局はもとより、EK、QR、EYも出ていない。この辺は極端なのだけど、もう宣伝しなくていい、と判断しているのか・・・最盛期はサウジアラビア観光局、なんてのもあったのにね。
・パレスチナが出展していた。すっとぼけて「どうやって行くのがお勧めですか?」と聞いたら、テルアビブ経由(!)が便利がいいと言われた。ちなみにガザの観光パンフレット(!)があったので、これはもらってきた。
・ユースホステル協会が健闘。これに出展したのは本当に久しぶりじゃなかろうか?何を血迷ったか(?)二段ベッドを持込み、そこで記念撮影をさせていたが、ひっょとして、最近の子供たちは少年自然の家みたいなところには行かなくなっているのだろうか?
・お金関係は特に新機軸はなし。どっかのブースで「最近の日本人観光客は70%が外国ではATMを使っている。」と説明していたが、どんな根拠を元に言ってるのか、聞いてみたいものだ。
・ドイツ、フランスが単独ブースを出しておらず、これはショック。

今回は真面目に見る時間がなかったのだけど、やはり全体的に縮小気味でJCBがスポンサーになっているところが、それを象徴しているか・・・

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2件のコメント

  • ツーリズムEXPO2015

    こんにちは。
    ご無沙汰です。

    懲りることなく(本当は暇だから)小生も土曜日の午前に行ってきました。

    この催しが始まって以来、いかなかったのは確か1回だけだつたと思います。ですから「懲りることなく」なのですが。最初のころは「勉強のため」、そのあとは「仕事で」そして『個人的旅行の情報収集』「なんとなく」と目的は変わってゆき、今は「惰性」でという感じになってしまっていますが。
    それでも一番関心のあるヨーロッパ、鉄道関係のおもしろい資料があるかどうか期待して行ったのですが残念ながらあまり収穫はありませんでした。

    お書きになられている通り、ヨーロッパの観光国では、スペイン、スイス、航空会社からみでのフィンランド以外目につくものはあまりなかったですね。昨年はそれでも、イタリアなどが結構広いブース展開をしていたのですが。
    「仕事で」行っていたときの経験から言いますと、「全体的に縮小」気味であるのではなく、各国の観光等誘致広報予算が大幅に削減されたことが原因かと思います。それぞれの国の現状(環境的な部分、経済的な状況)が安定し、観光客等を受け入れられるようにになれは出展国も増え、また積極的に誘致活動ができるようになるのではないかと思い、またそうなることを希望するものなのですが。

    もっとも、国内部分が併設され、飲食販売店が多くなっている、という現実は数年前から顕著になってきていますが、これは、「海外旅行の情報提供の場」としてのイベントとしての限界を感じたからで、その意味では縮小感があるのは否めないでしょう。

    個別の感想については、
    「ビジネスクラスの席を体験」「二段ベッドを持込み、そこで記念撮影」なんていうのは、出展者にとって安上がりである程度目立つものである意味イベントでは定番のものだと思っています。何か新しい目立つものを考えつかないのか、という批判はもっともでしょうが現実は難しいんでしょうね。ちょっとしたゲーム、パフォーマンスなどで人集めをしているところがたくさんあったと思いますが、その一環なんでしょう。
    なお、日本のカード会社はホルダーをふやしそれだけでなく国内外での利用者を増やしたいという企業の目的をPRするため出展,協賛しているもので「縮小」の象徴とは言えないと思います。

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    Re:ツーリズムEXPO2015

    辺境伯さん、こんにちは。ごぶさたしています。

    言われてみて、最初に行ったのはいつだろう・・・と昔の半券(出かけたイベントの半券を集めるのが、写真も撮らずお土産も買わない私の唯一の「趣味」です。)を探してみたら、1996年の第七回世界旅行博、が最初の参加みたいでした。が、それから皆勤(?)には程遠いですね。

    まだ20世紀の頃、とある添乗員の人から「今の旅行はファッションと同じで、流行を追っかけていく消耗品のようなもの。」ということを言われて、ずっと座右の銘(?)にしているのですが、おっしゃるとおり旅行全般の情報収集としては、これが一番いいです。いつもだったら個々に回る必要がある観光局が向うから一か所に出向いてきているんですもの。私としては、記載のように今の流行は何か、というところの情報集めですね。こちらの板でも前は「ウユニ塩湖」「オクトーバーフェスト」なんかは今みたいに頻繁には出てこない単語でしたものね。

     予算の問題、というのは大きいのでしょうけど、やはり日本で観光プロモーションをするより、お隣の国でプロモーションする方が効果的、と判断している国が多いんだろうなという気がします。イタリア、スイスも3年前よりは大幅に減っていて、ヨーロッパ勢はどうしたのかという感じでした。あとは、書きましたけど中東勢の全滅ですね。

     フィンランド航空の気合の入れ方は、私は若干違和感があったのですけど、どうなんでしょう。ヘルシンキ乗り換えということは、乗り心地の悪い欧州内線に長く乗れ、ということだから決していいとは思わないのですけど、乗換空港がシンプルなのが取り柄なのか。LCCも濃淡があって、春秋やジェットスターみたいに出しているところと、エアアジアや韓国系会社(スクートもなかったかな)みたいに出してないところと、二つに分かれたような気がしました。

     今でもイベントハンター(イベント内容に関わらず展示会で景品をもらいまくる人)やコンパニオン撮影者もいますが、やはり、「じゃんけん大会」の類が真面目な見学(!)を妨げています。ユースホステル協会の二段ベットは正直びっくりしたのですけど、スタッフとちょっと話してみると、最近のゲストハウスブームに対する危機感が全くなくて、大学生の作った紹介冊子みたいなのをもらいました。むしろ、リタイヤした人に執筆してもらう「中高年向き」勧誘冊子の方が作戦的にはいい様な気がします。今の若者は「ユースホステル」という単語自体を知らないですしね。

     航空会社がプレミア座席に座らせる催しはいつもやっていますが、ビジネス、ファーストクラスの最大の利点は「横になって寝られること」で、食事だのアメニティなど全く関係ないと思っているので、寝心地は分からんでしょ?といつも横目で眺めているのですが、根強い人気がありますね。統計的に「展示会で座って良かったので、乗ろうと思った。」人が客に多い、なんて結果がでているのでしょうか?

    この展示会は、昔はVISAがスポンサーのことが多かったので、JCBがスポンサーなのか、とちょっと意外に思いました。当日券はJCBで払えば100円引き、というのが、ささやかな還元(?)ですね。今後もまたお話させてください。よい一週間を。

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  • 間違いです。YH協会は昨年も出展しています

    おととしは休みでしたが。あとは毎年出ているかと。ここでの私とあなたのように、「旅行博」では常連ですよ。
    日本の修学旅行はドイツと違ってYHではないし、旅館・ホテルだから、2段ベッドは目を引くのでは。大胆でいい戦略かと。
    全体的に縮小気味ではなく、以前は0だった各県などの国内のブースが半分近く占めるようになったので、そのスペースの分、海外が減っているのです。

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