この遺跡？の名前

大荘園の廃墟

メリダの辺りは、エノケンって縄を作る産業で大農園で栄えた地域です。その産業も、合成繊糸の発明で時代遅れとなり、かろうじて大型船舶用の太い縄が生産されているだけと。それで、商売ならずで放置された大農園の荘主の家が写真のように荒れ果てて放置されています。

中には、メリダの近くのIZAMAL荘園（アシエンダ）のようにマヤ遺跡が荘園内にあり、レストランや結婚式場に貸し出したり、馬に牽かれた観光用トロッコ鉄道でユカタン半島で一番きれいな３つのセノーテめぐりのCUZAMAのすぐ近くの CHUNKANAN荘園みたいに生き残っているところもありますが、多くは写真のように堕ちるまままかせの廃墟になっています。

私の住んでいるメキシコ・ケレタロー（CityとGuanajuatoの中間地点）近くにも、過っては鉱山で栄え人口８０００人以上が今では人口二人のゴーストタウンになっている大荘園地帯があります。お連れした日本人は、こりゃ廃墟ってものじゃない、遺跡って驚いていましたが。今のところ、観光者もほとんどなし、店もなし、歩けば自分の足音だけが大きく響いて聞こえます。勇気があれば、ロープと懐中電灯だけをたよりにほぼ垂直な鉱山の縦穴を７～８０メータ降りることもできます。

メキシコには、このような写真の大荘園の廃墟がいたるところに放置されています。廃墟なる前プラス観光スポットになりそうなところだけは、開発されていますが。