私は81歳ですが今振り返ってみて良かったこともあります。
私は修学旅行も初めて第1期新制高校(最後の旧制中学)卒業時に京都、奈良へ行ったのが遠足らしい初めての旅です。小学校在学中は通して戦争真っ最中で遠足の代わりに行軍、神社参拝ばかりでした。おかげでいやでも足は上部になりました。
最初の旅行は戦前になりますがに水上温泉へ行ったのを覚えているだけです。
高校卒業後は山岳会へ入って谷川岳や穂高などの岩登り専門でした。仕事は自営業でサラリーマンは経験なしです。
それ以来60年以上国内は休みを作って沖縄以外は全県行きましたが、海外は暇も金もなくあきらめていてせめてハワイぐらい死ぬまでに1度と人並みに思っていました。
現役中は仕事を辞めてから海外へ行けるかもと考え始めたのは50代になってからで60歳で長期療養中の妻をみとってからです。
妻もパスポートだけはとって1度だけでもと考えていましたが、61歳で亡くなり、その2か月後豪州旅行で訳を話して入管に頼み込んで印だけ秘密だと言われて押してもらいました。
それからはすべて一人で海外へは北極、南極を含めて行きたい所へ好きなだけ行くことができました。若い方と違うのは時間が幾らでもあることです。途中で気が変わっても臨機応変に変更できます。キリマンジャロも現地でビクトリア瀑布に変えて75歳の時に登りました。その前にチベットでマスクなしで大丈夫でしたので変更したのはそれもあります。
今振り返ってもて妻の看病も後悔がないくらい懸命にしましたので、遠慮なくどこへでもゆけ、今はほぼ海外は終了しました。
あとは公約通り83歳でキリマンジャロギネス記録を作ることと帰りにまだいっていないハワイへ寄る事だけです。
3年前に脳梗塞を発症してからは後遺症はほとんどありませんがジムでも器械に頼らないリハビリが不安定なだけです。
しかし爆弾をかけてますので医療費はケチらずアルコールはご法度、低カロリー、減塩の食事で体力の維持には一番気を使っています。車も現役中は不可能だったキャンピングカー、電気自動車を経験して今は廃車しました。
皆さんのように時間に限られた中での海外旅行はそれなりに意義はありますが、時間を気にせずストレスなく旅行できるのが何よりも楽です、現役中に無理をせず今思いきりできるのがよかった思っています。
GWなど混むときは出かけず一番安く交通機関が空いているときに出かけるので苦労したことはありません。
年寄の経験談が少しでも参考になれば幸いです。これからも常に何らかの目的を作って健康に長生きをしたいです。
出来れば老人ホームへは入らず、新しい事を経験してから死にたいと思っています。