既に何度も記事になっているかもしれませんが、宿や
ツアーガイドの人に「トルコを安全に旅行してもらうためにも
人に伝えて欲しい」と言われたので自信の体験談を踏まえて
トルコ旅行中に詐欺やぼったくりの方法を書いておきます。
旅行中ほとんどのトルコ人は良い人でしたが、日本でも新宿
で外国人を狙ったぼったくりバーがあったりがするように、
どこの国でも酷い人がいるので悪質客引きを遠ざける手助けになれば幸いです。
(1)イスタンブール、Yerebatan 通りの悪名高き絨毯屋
ブルーモスクやアヤソフィア周辺では朝10時以降、英語、
日本語様々な言葉で2、3分おきに話しかけられます、
そしてそれは100パーセントの確率で客引きです。
ほぼ全部無視していましたが、非常に残念なことに自分が
引っかかりかけた客引きはブルーモスク内で話しかけてきました。
普段なら無視していたのですが、モスクは神聖な場所ですし
「ちょっとだけ日本語教えて下さい」などと言って来たので、
少しだけなら時間あるしと考えてしまいました。
そういった隙を見せた瞬間に「マイフレンド、ブラザー、
日本語教えてくれるお礼にブルーモスク内を案内するよ!」
みたいなこと言い出しました。
正直ブルーモスク内のガイドはそれっぽいところもありつつも
だいたいは結構適当というか「This way!」「こちらへ」などと
先に先に進まされました。
そうこうしているうちにブルーモスクから出ると「寒いから
チャイでも奢るよ!」と言い、なんとなく予想していましたが
ネットで有名な、1年ごとに名前の変わる、地下宮殿のある
yerebatan通りのモスクの隣りの絨毯屋に連れてかれました。
ここらへんから「こんな客引きに日本語教えてたのか」という
落胆と「こうなったらホームセンターの絨毯の半額になるくらい
まで値切れるかやってやろ」とやけっぱちの好奇心が混ざってました。
ただ後者に関しては、ぼったくりとはいえ、絨毯の説明に
関してはかなりのプロなので普通の気持ちでは完全に折れていたと思います。
幸いなことに前日にカッパドキアで会った日本人も絨毯を
買わないかと誘われており、適当にお金ないから無理と断った
という話を聞いていたので値切る気持ちが残ってました。
今でも絨毯の相場なんか分からないので適当に「半額なら」と
言ったら怒るようにあれこれ言いだし更に商品を見せてきました。
この時点で値段に交渉する気がないなら帰りますと言い
店を出てきました。
するとさっきの客引きくんがついてきて、英語かトルコ語か
別の言語かを混ぜながら「絨毯を買わないならガイド料50リラ
だ、本来100リラのところをサービスだ」みたいなことを
逆ギレしながら言ってきました。
冷静に考えれば払う必要はないですし、ツーリストポリスが
近くにあるのでそこに行けば良かったのですが、もはや
おばあちゃん家にあった使い古した絨毯みたいなのについて
熱く語られキレられたこと、そしてあんな酷いやつに日本語
教えるんじゃなかったとの考えがぐるぐる頭を巡った末に
「これでどっか行ってくれるんなら」
と渡してしまいました。
他の人からみたら被害額は少ないですがそれでも酷い客引きに
貴重な時間とお金と体力を浪費してしまったことから、
その日は旅行を楽しめるような気分ではなくなってしまいました。