足止めされた感想

フィンエアーを使ってストックホルムの自宅に戻る途中ヘルシンキで足止めされた感想です。
お友達の家に避難できる経路でいくなら関係ないですが、ケイタイがあると便利でした。ホテルの予約とか何かと。
後、クレジットカードは必須だと思います。空港でネットをする場合、ホテルの予約を自分でする場合、などなど。

EUの消費者保護法では自然災害でも欧州航空会社を使ったり、欧州発着の国際線を使って足止めされた場合、航空会社はホテル代やケイタイ代を支払う義務があるのですが、ライアンエアー（格安航空）でさえ保障に応じているのに今日現在、フィンエアーはガンとして支払いに応じません。エアフラ、ルフト、スカンジナビアなどは最初からホテルの手配や食事代の負担を表明しています。
フィンエアーは早いしフライトも快適なのですが、今回２泊した上、ストックまで船で帰ったので１０万近い追加出費で支払ってもらえるかも分からない状態なので次回は違う航空会社にしようと思いました。
（日本航空・全日空は支払いに応じてません）
この法律は日本人にも適用されるようなので、自然災害＝完全自己負担と思わずにこういう法律があるので航空会社に強く負担を求めるのが当たり前、と思っておいていいと思います。払い戻し不可能のチケットも払い戻しの対象になります。

北欧は福祉国家ですが、こういう際のサポートは福祉の範囲ではないので、当てにならないですよ。成田では無料ツアーを組んだり、水を配ったりしてもガイジンが「母国だったらもっと助けがある！」と文句をたれていたようですが、少なくともヘルシンキの空港では寝泊りした人がもらったのは毛布１枚です。ストックホルムでも似たようなものでした。

フィンエアーで唯一よかったな、と思ったのは空港と町がわりと近くてバス代も安かったことです。こういうときは電話もつながらないし、町にエアラインのオフィスがないことも多いし、空港におしかけるのが一番手っ取り早いですが、遠いとそれもお金や時間がかかりますしね。。。。

頼れるお友達がいるようだし、KLMは対応も早いし（添乗員時代の印象）空港も近いし、いいんじゃないでしょうか？
私は乳児を連れていたのでスルーしてしまいましたが、ケイタイもなくて、カードも持たず、英語もいまいち、現地にも不案内、でエアラインのカウンターで途方にくれている日本の方を何人かみかけました。係員も何から話していいのか分からず困った様子でした・・・・１５日にヴァンターで途方にくれていたみなさん、スルーしてごめんなさい・・・・・