一見の価値はあるが、一見の価値しかない 最初にお断りしておきますが、観光地の善し悪しなどは相対的な もので、“私はよかった”、“私はつまらなかった”が両立し、どちらか 一方に決めつけることには意味がありません。今回も、あくまでも 個人的な見解です。 その上で、最初に結論を言うと、 ・モン・サン・ミッシェルは、一見の価値があるが、一見の価値しかない。 ・長時間滞在するような観光地ではない。 ・ノルマンディ地方に来たらぜひ立ち寄るべきだが、短い旅行でパリから 1日つぶしてくるべきかは少し疑問も残る。日本から、モン・サン・ミッシェル だけのためにフランスに来るのはやめておいた方がよい。 というのが、私の感想です。 皆さんもご存じの通り、モン・サン・ミッシェルの最大の特徴は、海(あるいは 湿地帯)の中に壮大な教会(島)がぽつんと建っているという点です。 この島と陸地を結ぶ道は、約2kmあります。 http://doga.jp/~kama/tabi/msm/msm_map.jpg この道以外の海や湿地帯は、基本的に進入できません。 ということで、モン・サン・ミッシェルを見れるのは、この2kmの道路上だけであり、 たった、1種類の景色しか見ることができないのです。 これが、観光地としてのモン・サン・ミッシェルの最大の欠点だと思います。 遠くからきて、この道路まで来て、モン・サン・ミッシェルが見えた途端、 “おぉ! スゲェ! かっちょいい!”となりますが、 極端な言い方をすると、それで終わりです。 通常の観光客は、1種類しかない景色を、1時間も眺めていられないので、 長時間滞在するには向かないという訳です。 この疑念を持ったのは、web上でモン・サン・ミッシェルの画像を検索しても、 同じような画像しか出て来ないからでした。(飛行機からの写真は除く) 「ベネチア」や「グリンデルワルト」で検索すれば、もっと多彩な画像が 出てくるのに。 もちろん、“1種類の景色とはとんでもない。朝、昼、夕日、夜、霧と 多彩な表情を見せてくれる。”というのは事実です。 でもそれは、「ベネチア」や「グリンデルワルト」にある無数のビューポイントの すべてについて言えることで、ここで言っているのは、モン・サン・ミッシェルには ビューポイントが1つしかないという話です。
Re: 一見の価値はあるが、一見の価値しかない なおかみさん、こんにちは。 私は今春、島内のホテルに2泊しました。 私にしても「富士山は眺める山、縦走も出来ないし登りたくない」と未だ登っていません。 ですからモン・サン・ミッシェルも富士山同様に「訪ねるべきではない」と、拒否していました。 今春の「ブルターニュ旅行」の際、ついに足を踏み入れました。 私はあの自然界の変化に一番興味を引かれました。午後3時過ぎからの静寂も島内に泊らないと体験できません。満潮時には門の所まで行きました。そして日の出の時は、撮影するために道路をかなり歩きました。 潟浜にも足を踏み入れました。次回はツアーに参加してもっと歩いてみたいです。 2泊でもまだ時間が足りないくらいでした。いろんな所を撮影しました。 >>ということで、モン・サン・ミッシェルを見れるのは、この2kmの道路上だけであり、たった、1種類の景色しか見ることができないのです。 それは絵葉書的な写真を取る場所という意味ではないでしょうか。 そもそも写真というものは表現であり、どこで撮影しようと、どう表現しようと自由です。そのポイントからしか見えないのならいざ知らず、どこからでも見えるのですから好きなように撮影すればいいだけです。 私は無限の撮影場所(撮影時間)があると思いました。自然の変化(潮位の変化)は想像以上でした。 私は、なおかみさんがいろんな人からMSMの魅力を聞き出し、また行こうとしているのではと思っています。
Re: 一見の価値はあるが、一見の価値しかない 私は変わったところも行きますがミーハーですから皆さんが行くモンサンミシェルは話しの種に1度だけゆきました。 あまり皆さんが気がつかない海洋環境博物館があります。 私はバスを待つ余裕の時間に入りました。 通りの途中オムレツなどが食べられるレストランがある並びです。 博物館では今はなくなったモンサンミシェルへ行く蒸気機関車の記録映画もやっていました。 http://www.c-player.com/ac45785/message/200612?page=5&format=thread
海洋環境博物館 >あまり皆さんが気がつかない海洋環境博物館があります。 まったく気がつきませんでした。 中は、おもしろかったのでしょうか?