メキシコ・ケレタロー在住ですが、今朝、学生たちと朝メシを楽しんでいたら、隣に座ったスペイン語のまったくできない日本人カップルが。
そこで、プエルトバラート行きの方法を尋ねられました。PUERTOは港、BARATOは安物って意味で「安物港」、そんな地名など聞いたこともなし、そう答えると、メキシコでもかなり有名な海岸リゾート、って返事。メキシコは港のある街はプエルトって付録でつけるところが多いんですが、バラートの地名はわたしも知らず、旅行好きの学生も知らず、あったとしても、有名なところではありませんよ、って答えてしまいました。メキシコ何も知らんオッサンに聞いてもダメ、って表情でしたが。
それで、少し気になって自宅に帰り、ネットで日本の旅行サイトを見れば、ちゃんと堂々と掲載されています。写真や街の風景を見て、確信したのはPUERTO VALLARTAでスペイン語読みで「プエルト・バジャルタ」、英語読みで「プエルト・バヤルタ」で、ついでにGOOGLE MAPSの日本語で検索すれば「プエルト・バヤルタ」と表示されています。他の日本語旅行サイトでは、「プエルト・バルバラード」と記載されています。「プエルトバラート」とか「プエルトバルバラード」ではぜったにに通じないことは保障します。
このように、日本で発売されている日本語旅行サイトでの地名カタカナ表示は、かなりエエ加減なので、それを信じて現地にこられても、その場所にはたどりつけないようになります。また、英語もしくはスペイン語のABC表示でも、それを発音となると、通じがたい地名も多いので、紙切れにでも書いていただくと解決するのですが。
今朝の日本人カップルに改めてお知らせします。
ケレタローからバジャルタは、バスで深夜に出て、翌日お昼に到着します。乗り換えなしはPRIMERA PLUS社ですが、このバスは36人乗客で2席x2の一列4席。それより気分的に値段が高いETN社はグアダラハラ乗り換えですが、それより一回り大きいバスで24人乗客で1列で2席と1席の3席でシートもほぼベッドになるくらい傾くので、夜行バスなら絶対にETN社使用です。それに、乗りっぱなしでなく、朝5時ですが30分ほど歩けるので、以外と楽にバジャルタまで到着です。
それから、ついでに。ここでもメキシコのベニートフアレスに着きます、なんて書かれている人も。メキシコのヒコー場にメキシコ歴史上の英雄の名前が付けられているのが多いですが、その名前がどこの街のヒコー場なのか、その街に住んでいる人でも、まず知りません。ですから、単純に到着する街名であれば、混乱することがなくなるのですが。