久しぶりにこの掲示板を覗いてみたら(※しばらく忙しくてチェックできず)
以前自分が書いたトピへの投稿が締め切られている状態。
http://bbs.arukikata.co.jp/bbs/tree.php/id/366173/-/parent_contribution_id/366173/
トンチンカンないくつかのレスには反論したかったけれどもそれができずに残念です・・・(笑)
しかしJALが今回こういう事態に陥ることになるのは充分予想できたはずです。
JALがムダ使いばかりする放漫経営だったのは明らかで
その経営の結果は、いろいろなことに表れていたのはいうまでもない。
天下り先の傘下企業に足を引っ張られたのが単一の「原因」などというのは大げさで
いくつも原因はあります。原因はひとつでない。
今、実施されつつある経費削減のなかで、新聞終了などは微々たるもので、
もちろんこういうものでも「塵も積もれば山となる」ことで否定はしませんが
やはりなんといっても比較できないほど大きいのは給与などの人件費。
いまヤフーニュースを見たら、案の定、大幅なリストラ案がぶちあげている。
常識的に考えて、ここを減らさずに再建も何もあったものではないと。
読みどおりの展開ですな・・・
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100114-00000062-yom-bus_all
グループ企業・子会社もそうだが(天下り役人たちの巣窟)、
航空事業に関する人員もばっさり切らないとダメでしょうね。
まあ、路線を減らして絞っていけば当然ながら今までの人員数は必要なくなるはず。
ただ、今のこの再建案をもってしても、自分はまだまだ危ないと予想します。
大胆なリストラ、子会社の削減、・・・こんなのは当然であって
それ以上やらないと新しいスタートは切れないでしょう。
スタートを切ってもたちまち転んだりして
また税金がムダ使いされたら、たまったものではない。
1つのアイデアとして、もうJALは国際線をやめて、国内線だけに的を絞ったら?
国際線の収益は時期や景気や情勢によってアップダウンが激しいのも事実。
JALの安定した収入源は、どちらかといえば国内線のほう。
であれば経営が落ち着くまで、冒険などしないほうがいい。
それに、国際線の就航先もだいたいANAとカブっているし、国際線飛ばすのはやめてもいいでしょう。
あと、マイレージの保護なんて言っているが、アテにならないと思いますね。
だいたい、新聞終了に見られたように、社内のコスト削減より
まず乗客のサービスを切るほうを優先していくのがJALの今までの体質です。
さらに進めて、機内食を有料化、ブランケットの終了、機内エンターテイメントシステムの撤去・・・
JALはどんどんサービスをカットしていって、いずれLCC的な感じになるのがJALの利益か?
いや、そうなれば当然航空運賃の価格も下げざるを得なくなるでしょう。
一体どういう航空会社に生まれ変わるか、モデルが見えてないとダメです。
自分はしかし、どんな航空会社になるにせよ、JALを応援する日本人を大事にする気持ちが
この企業にとって、1番大切なものだと思います。
今までもそういうものがもしあったのであれば、自分もJALを積極的にもっと使っていたでしょう。
今までは、せっかく「日本の航空会社だから!」と乗ってくれる一部の乗客に対して
JALはそういう日本人の気持ちを大切にしてきませんでした。
それは巧妙に仕掛けられていて、気づかない人は気づきませんが
気づく人はすぐ気づく、JALの表の顔と裏の顔です。
JAL職員は特権意識に凝り固まっている人間が非常に多く、
ちょうど一部の公務員のように、JALを利用してくれる日本人「庶民」を見下していたと思います。
価格体系にしても、同じ路線の逆区間を
日本で買うより、海外で買ったほうが安くなるという、首をひねるような価格体系でした。
日本人からボッタくっていたわけです。
JALは組織的には非常に官僚的、それは一部の公的機関と変わらないほどの醜悪さで
赤字になると、行政指導のせいにしたり(飛ばしたくない路線まで飛ばさなくてはならない)
赤字に関しても「自分たちは悪くない」開き直りの意識でずっとやってきました。
半分国営の旨みだけ吸って責任のほうはあまり負ってこなかった企業です。
このことが、結果として「日本人を大切にしない」考え方を生んでしまったのかもしれない。
新しく生まれ変わるJALには
「日本人を大切にする」企業として再スタートしてもらいたいです。