07/05/26 15:35

14) オヴェール・シュル・オワーズ Auvers-sur-Oise

今年の5月1日は、祝日と火曜日が重なっているので、ほとんどの美術館は閉まっているようで、郊外の村 Auvers-sur-Oise へ散策に行くことにした。

(Auvers のカタカナ表記は、オーヴェルと、オヴェールの両方あるようですけど、現地で聞いた感じでは、後ろの方のヴェの方を少し長くオヴェールと発音する感じでした。)

パリ北駅のtransilienと書いてある国鉄近郊線窓口で、Auvers-sur-Oise へ往復の切符を下さい、と言うと、窓口のお姉さんが、余暇で行くのですか、と聞くので、おやおや何でそんなこと聞くのかと思いながら、そうです、と答えた。
すると、続いて、Auvers城を見学されますか、と聞くので、多分入るだろうと思い、はい、見学します、と答えると、国鉄のホームページにあるフォルフェ・ロワジール Forfait Loisirs のページを印刷した紙を見せ、これで行くと安いですから、これをお勧めします、と言われた。
http://www.transilien.com/web/site/accueil/citylien/forfaits-loisirs/Chateau-Auvers-sur-Oise
料金は16ユーロだった。切符と、城の入場券を別々に買うと、19.4ユーロなので、ちょっと安くなっている。
切符は、普通の地下鉄の切符と同じ様式に、一枚は、Auvers-sur-Oise往復、もう一枚は、オヴェール城入場券と書いてある。

パリからの電車は、ポントワーズで一旦乗り換えになる。
ポントワーズで駅構内の時刻表を見ようと思い、この切符を改札機に通したら、ピーと音がして、ホールの方へは出られなかった。この切符は、途中出場できないらしい。
そばに駅員がいて、どこへ行くのですか、と聞くので、切符を見せて、駅で時刻表を見たい、と言うと、駅の時刻表を調べに行って、Auvers-sur-Oise行きの時刻とホーム番号を教えてくれた。
ホームでよく見ると、ホームにも時刻表が表示してあった。

村に着くと、村の中の道の分岐点には、観光用の行き先表示板がよく整備されていて、分かりやすかった。
Auvers城の中は、印象派の出来はじめの頃の説明や、当時の市井の人々の生活など、当時の世相中心の展示で、なかなか良くできた展示で、楽しめた。

ゴッホの眠っている墓地は、村に近い方の入り口には、墓の配置図がなくて、どうやってゴッホの墓を探そうかと思ったが、遠い方の入り口が正門らしく、そこには、有名な人の墓の配置図が掲げられていて、それを見てゴッホの墓を探した。

5月1日は、誰でもスズランの花を売っていい日だそうで、何カ所か、村の辻に親子連れが小さな机を出してスズランを売っていた。1本1ユーロもしない程度で、子供の小遣い稼ぎのようだった。
フランスでは、この日にスズランをもらうと、もらった人にいいことがあるとの言い伝えがあるそうだ。

ガシェ医師の家とか、その他閉まっているところもあったが、晴れていたこともあり、村の雰囲気は良く、観光ポイントは適当に散らばっていて、散策するにはいい村だった。

  • いいね! 0
  • コメント 1件

1件のコメント

  • 早速のご回答有難うございます。

     とても参考になりました。パリのメトロは乗ったことがありまうが、国鉄はまだ乗ったことがありませんので少し不安です。しかし、オランダやイタリヤでは乗れたので、まあどうにかなるかなと思っています。有難うございます。

    • いいね! 0
    • コメント 0件