ちゃんとした制服を着た警備員でした。
北京に着くとさまざまな色の制服を着たガードマンらしき人間を街頭のあちこちで見かけました。薄いベージュ(オレンジ?)、グレー、グレーに緑がかった色、水色等。多分、水色の制服が警察でしょうか。私は制服を見て、彼等は私を守ってくれているものだと安心していました。
私が被害にあったのは、薄いベージュの制服にこげ茶のベレー帽の男でした。私がスーパーの店員にお店の閉店時間を聞きたくて、英語と筆談でその店員と手間どっていると、彼はいつの間にやら私の傍らにやってきて、何やら私の話す英語を聞きフムフムと頭をうなずき聞いているのです。私は『あ、この警備員さん英語分かるんだ。もしかしたら助けてくれるかも。』と思い、あまり気にせずそのまま店員と話を続けていました。
しかし彼が私の横に立って数十秒、彼は結局何もせずそのまま去って行きました。
なんだったんだろう?と思い、結局筆談でも通じないどうしようもない店員と別れ、銀行が閉まる時間を気にしていた私はいつもカバンに着けていた腕時計を見ようと目を下にやると、、、あとかたもなく無くなっていました。
2万円位の腕時計ですが、彼らにとっては値打ち品なんですかね。こんな小さな物に目をつけるとは…。ヨーロッパを2週間以上旅行中ずっとカバンにつけていましたが、狙われた事もなかったし外れた事もなかったです。腕につけていないのが悪いのですが、金属アレルギーの私はそうするしかありません。
初めての中国、ひとりで行くべきでなかったです。英語がほとんど通じない(若者でも)のもビックリでした。。。ほんとに困りました。
北京はオリンピック間近なのに心配になります。(^_^;)
北京では、制服を着た公務の人間でも信用してはならないと思いました。特に私の時計を取った奴は常習犯です。うまかった。人ごみの中警備をしているフリをしつつ、実は獲物を探しています。
初めて行く方、特にひとり旅の方は十分に用心して下さい。人込みには行かない、ちょっと狭い路地にも入らない。どこからともなく手が伸びてきます。
北京は一見安全そうですが、影で狙ってる奴らがいます。
皆さんも気をつけて!!
[8/31~9/3(’06) 北京滞在]