おっさんひとり,イタリア Caldo Caldo 見聞録 その11の1 【十一日目,07/09(土)】 Roma <---> Orvieto 落ち着きの無い旅,きょうは Orvieto へとイタリア鉄道,レジョナーレで移動。 やはり,アナウンスのない鉄道。途中で隣の人から停車駅を尋ねられる。 Orvieto に到着。何か雲行きが怪しい。今回,本格的な雨には遭遇していない。昨年の夏は野外オペラも 雨でひとつ流していたのに。そろそろかな? フニコラーレとバスで旧市街中心部へと。案内所で情報収集と入場券を求める。以前のような 何ヶ所も廻れるものは無くなったみたい。 ドゥオモも補修が完了し,足場も撤去され美しい姿をあらわしている。とりあえず,礼拝堂を見てから 同じ券で入れる Arnolfo di Cambio 展へと移動。丁度,合唱団の団体が訪れ館内はワンワンと反響。 係のお姉さんと苦笑い。 大分,西の外れまで来たのでついでにマッジョレ門,さらに15世紀の San Giovanni 教会跡のキオストロ へも廻る。キオストロ周りの部屋では何か学習中。地下は古代遺構を利用したワインセラーとレストラン。 お腹が空いたので街外れながら繁盛している店を発見。これが大正解。安くておいしい。 店の前にも客が並びだしたので主人に相席しようかと聞けば,気にせず食事しなさいと親切。 Trattoria Mezza Luna , Via Ripa Serancia,3 ドゥオモまで戻り,ドゥオモの扉装飾も手がけたイタリア現代彫刻家,エミリオ・グレコ博物館へ。 ちょうど,ミロ展をやっていたけど,ちと好みが違うので階上のグレコ作品を観賞。 気分良く出れば外は土砂降り。慌ててバスに乗り,フニコラーレ乗り場へと向かう。 雲行きを見ながらそこで雨宿り。雨も上がって案内所で徒歩でしか行けないというエトルリア遺跡へ。 まず,例の井戸近くのエトルリア神殿跡を見てからテクテクと車に気をつけながら2kmほど歩く。 エトルリア墳墓群を発見。 ◆ Necropoli Etrusca di Crocifisso del Tufo-Orvieto , 3.00 ユーロ。 8:30 - 19:30 (4月~9月) , 8:30 -17:30 (10月~3月)。 チェルベッテリの円形墳墓や横穴式,ヴェイオの岩窟を穿つ。それらとは異なりまるで四角な石積みの 立方体が階段上に連なり,個々の立方体のそれぞれが墳墓になっています。このような地域差があるけど 内部は他と同じく切り妻様の屋根を持ち,ベッドなどしつらえられ生前の生活を模しています。