レポート

車のキーを閉じ込てしまった。 あー困った。

公開日 : 2006年07月05日
最終更新 :

カナダのプリンスエドワード島をレンタカーでドライブしてきました。ところが、田舎道の路肩でキーの閉じ込めをしてしまうという大失態を演じてしまいました。そのときの顛末です。

車は、2006年式のフォード・フォーカスをハーツで借りた。ハーツを利用する理由は、いつも新しい(登録後半年以内)車を貸してくれるから。ハリファックスで借り、ノバスコシアからプリンスエドワード島に入った。

プリンスエドワード島内をのんびりと、景色を楽しみながら走っていた。ところどころ風光明媚なところで車を止め写真を撮っていた。

何箇所かそのようにしていた。あるところで車を止めた。ところが、このときだけは、キーをさしたまま(エンジンは動いた状態)、カメラを持って車外にでた。ドアを閉めたところ、鈍く不気味に「ガッチャッ」という音がした。「まさか…」、ドアを開けようとしても4枚ともロックがかかっている。「唖然」一瞬真っ青になった。パスポート、現金、クレジットカード等すべては、車中のかばんの中。手許にはカメラだけ。携帯電話なんて持っていない。周りは畑。

とりあえず、数百m先にある民家に行って助けを求めてみることにした。老婆が2人いた。"No idea"とのことで埒があかない。頭を抱え込むが、自分でどうにかしなければならないということしか判らない。

「車のガラスを破るか」と思ったが、いまどきの車の窓ガラスは人力では割ることが困難なことは私でも知っている。「うーん、困った…」

10分ほど途方にくれていたら、車が通りかかった。それぐらいの交通量のない田舎である。若い陽気な女性だった。リンゴをかじりながら「どうしたの?」事情を説明すると「車で10分くらいのところに自動車修理屋があるから、そこに連れていってあげる」ということで、好意に甘えることにした。

自動車修理屋で20分位待たされたが、「救出」してくれることになった。放置した車に戻り、修理屋さんは少々てこずっていたが、助手席のドアの開鍵に成功した。60C$請求された。高いとは思わなかった。100C$でも良いと思った。問題解決まで約1時間。極めて短時間で解決したものと思う。当初、このトラブル処理に丸一日潰れるのではないかと思った。「自動車修理屋が近かったこと」と「親切な方が通りかかったこと」がラッキーであった。

今思えば、JAFのような組織がカナダにもあり、対応してくれたかもしれない。レンタカー会社に相談する手もあったかもしれない。

私は運転歴は長いが、キーの閉じ込めは今まで経験がなかった。よりによってこのようなところで経験するとは。私に過信があったことは否定できない。うっかりミスである。大いに反省している。

キーとリモコンは別々になっていたが、いっしょにキーホルダーにつけていたのは、まずかった。リモコンはポケットにいれておくべきであった。

ひとつ不思議な点は、車のオートロック。どうして閉じ込められてしまったのだろうか。私の車は、走り出したらオートロックがかかるようになっており、停車時にはかからない。今回借りた車のように停車時にオートロックがかかるということは、キーの閉じ込めが多発するというデメリットが大きいと思うのだが。

海外でドライブされる方は、キーの閉じ込めなどのトラブルには充分にお気をつけください。






  • いいね! 0
  • コメント 3件

3件のコメント

  • 06/07/08 06:45

    似たようなというか

    もっと酷いことをしたことが。

    もう10年以上も前の新婚旅行の時の話です。
    キャベンディッシュ近くの灯台を見に行って目の前に
    どろどろが見えたのですが、まあ行けるかな~と
    突っ込んだら、あっという間に動けなくなりました。

    目の前の農家に行って、助けてくれ!とお願いをして
    トラクターで引っ張り出して貰ったことがあります。
    牽引ロープを引っかけるのに泥の中に半分潜って
    くくったのでPEIのあの赤い土で真っ赤っか泥まみれに。

    いや~恥ずかしい思い出です。

    • いいね! 0
    • コメント 0件
  • 06/07/06 00:07

    まったく似たような経験ありまーす。

    電子スピン共鳴さん、お帰りなさい~!

    P.E.Iはいかがでしたか?
    ベストシーズン?ですよね。
    ルピナスとか、群生していたでしょうか?

    さて、トピの件。
    偶然ながら、まったくに多様な経験を同じくP.E.Iにて数年前に起こし
    ました!!

    ハーツで借りたデカいダイムラーで、モンゴメリ関係のマイナー物件を
    見に行った際のこと。
    P.E.Iにはハエが多くて、窓を少し開けて走っていたのですが、そこ
    から入り込んだハエがいまして、気になって気になって、車を停めた際に
    中から追い出そうとしたのです。
    ハエをドアから追い払い、バタン。ガチャ。

            ・・・ガチャ?!

    かくして、窓が少し開いた状態でキーロック。
    付近に人気はなく、公衆電話なんぞあるわけもなく・・・。
    歩きました、民家があるところまで。(1kmくらい?)

    留守ではなかったのですが、最初はなかなか話をさせてくれませんでした。
    ご老人でしたから、見慣れぬ怪しいアジア人を警戒したに違いありません。

    なんとか話を聞いてもらうと「No way」とつれない返事。
    「いや、対策を考えて欲しいってわけではなくて電話を貸して欲しい
    だけなのです!!」とがんばり、電話を借りました。
    幸いなことに、ハーツへの連絡先だけは持っていたのでそこ(NY)へ
    電話して説明すると、「あなたは日本人ですね?LAに繋げば日本語
    スタッフがいますよ」ということで、込み入った話になるとヤダなー
    と思い、繋いでもらうと話はすぐに通じました。

    こちらの居場所を知らせると、「2-3時間の内に現地の修理工場の人間が
    向かいます。作業者の持ってきたドキュメントにサインして、50ドル
    (たしか)払ってください。それだけでOKです」とのこと。
    何もないところで2-3時間も待つのはしんどいですが、自業自得。
    電話を借りた家に借り賃を渡そうとすると、フリーダイヤルだから要らない
    といわれ、お茶を一杯入れてくれました。(感謝)

    車のところに戻り、ボーっとしていると思いのほか早く修理屋さんが来て(30分くらい)、針金のようなものを窓にスーッと入れるとすぐに
    ドアロックは解除されました。まるであっけなく。
    これで50ドルは高い・・・ような気もしますが、そのときの私の気持ちは
    電子スピンさんと同様、「助かった!!」という安堵感だけでした。

    これ以後、車を離れる際はどんなに短時間でも必ずキーを持って出る
    クセが付きました。
    人跡未踏の山奥や夜間に同じことをしてしまったら・・・と思うと、
    冷や汗が出ますね。^^;

    旅にトラブルは付き物・・・とはいえ、こういう経験は本当にイヤです!!
    自業自得なだけに・・・情けなさ度、倍増というか~。(^ー^;

    • いいね! 0
    • コメント 2件
    06/07/06 00:09

    訂正

    ×・・・まったくに多様な
    ○・・・まったく似たような

    • いいね! 0
    • コメント 0件
  • 06/07/05 13:38

    お気の毒さまでした

    たとえ一瞬でも、車を離れるときはキーを手に持ったほうがよい、という教訓ですね。

    私も気をつけます。

    • いいね! 0
    • コメント 2件

    More 教訓

    ①アメ車を信用するなかれ・・・アメ車ファンのかたゴメンナサイ。

    ②予備キーをリクエスト
     ホテルで「キーは何枚必要?」と聞いてくれるのに、レンタカーのキーって一つしか貸してくれませんね。次回は頼んでみようかな?