「分かった、分かった。買うよ!」(インド・ハイデラバード⇒ブバネーシュワル、列車内にて) レス12の続き、トイレ事件の後の出来事です。 インドの列車は、物売りがたくさんいます。 大量のヤシの実を持った男が私の所にやって来ました。 インドでは珍しく、身長は180cmを超えています。 上半身裸のマッチョです。 手にはナタを持ってます。 男は私に向かって何やら言いました。現地の言葉ですので分かりません。 恐らく。「買えよ!」と言ってるのでしょう。 私は、「いらない。」 手を振りました。 すると男は、ナタを振りかざして怒鳴り始めました。 「これは、やばい!」 身の危険を感じた私は、右手の人差し指を立てて言いました。 「分かった、分かった。買うよ!」 日本語です(笑) 通じたようです。 男はヤシの実1コをナタでカットして、手渡してくれました。 10ルピーを渡すと男は立ち去りました。 「お釣りは?」 ヤシの実の値段は知らなかったのですが、5ルピーくらいでしょう。 「まぁ、いいか。」 当時は、1ルピー=3.5円くらい、 チャイ1杯の値段が、1~2ルピーでした。