海外にいるといろいろありますな~。

でも、人生で一番あせったのは、パスポートを紛失したとき。それも、出国し、目的地について入管のところでパスポートも身分も証明するもの何もなしと気が付いたとき。

アメリカのダラスから夜の便でメキシコ・シティに到着したの午前0時30分。それで、いつも通りヒコー機をおりて入管まで歩きでパスポートと。そしたら、ない! あわててきた道をもどり、乗ってきたヒコー機前まで。事情を言って載せてもらい座席周辺をさがせどなし。床を這って探せどなし。もう頭が真っ白け。それに乗ってきたヒコー機の機内映画が、アメリカに到着すれど、入国できずでヒコー場で暮らし始めるストーリ。最後まで見る前にMEX到着で、結末は見ず。

仕方ないので、再び入管に戻って、もう誰もいないブースに。そしたら、入管のおっちゃんが来て、お前なんでここに来るのおそかったんや~!で、事情を説明で別室行き。そこで、持ち物をすべて引っ張り出しで確認すればパスポートも身分証明書も何もなし。しかも、まだ午前1時過ぎ。日本国大使館/領事館に電話しても誰もいないこと。

そこでかなり長い時間を待って、入管のオヤビン様の到着で、事情聴衆の開始。ダラスでチェックインするときは、ちゃんとパスポートは提示したで、ダラスの乗ってきた会社のカウンターに電話すれど、パスポートの置忘れはなし、また、紛失で届けでもされていないとのこと。そこで、オヤビン様が、日本人なら国歌を歌ってみろ、で3人が直立不動の起立で「君が代」を音痴ながら歌うことに。

それで、日本人に間違いなしと、仮入国許可書を発行してくれ、1週間以内に入館事務所に出頭するようにとで、解放されました。ほんまに優しいおっちゃんでした。これで、メキやんの大らかさに一目ぼれで、メキシコ大好きになりました。

パスポートの紛失による再交付は、まず、日本の家族に連絡して戸籍謄本をとってもらい、送ってもらう。その間に現地警察に行って紛失証明書を発行してもらい、パスポート・サイズの写真をもっていき、簡単な本人確認質問の後、その日の午後4時には新しいパスポートを受け取れました。今は、3日くらいあと発行らしいです。

誰かさんが、パスポートは命の次に大事なもの、なんて言ってますが、そうでもなかったです。命の次に大事なものは、当座の生きていけることができるお金です。それと、国歌である「君が代」をちゃんと起立して、歌えることです。

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