20/05/12 18:43

長距離国際線は搭乗前にPCR検査すれば良い

ロシアは自宅で被験者が勝手にやる方法らしく、かなりいい加減なデータしか出ない筈なので、きちんと専門家が(別に検査技師資格や医師免が要るわけではないので訓練すれば良い)採取して、到着までに結果を出す。陽性者が出たら、空港で留め置き、あとは入国する国の判断に任せる。少なくとも検査費用は受益者負担にし、運賃に上乗せ。基本的には、入国後管理下に置かれたらその費用も受益者負担にするが、観光客を呼び込みたい国は国が面倒を見ても良い。まあ、これをしたら、感染が疑わしく軽症患者が脱出する手段に悪用するので、まず不採用でしょう。 今の日本でも帰国者で陽性になった場合の隔離費用は自己負担のはず。

短距離はどうするか。四時間までのフライトは飲食提供なしとかにして、客室乗務員との会話も臨席同士の会話は基本禁止。通路を隔てた会話は厳禁。こうすれば、マスク著用義務化にして、機内で外して再装着という一番危険な作業がなくなります。蛇足ですが、某都知事(敢えて都道府県とは書かず)は会見の際に何度も指でマスクを触る癖があるようです。どう見られるということに関しては天才的感覚の持ち主たる所以です。四時間でも、国際線は搭乗二時間前に検査すれば、到着時には結果を出せますが、そうなるとこなすサンプル数が甚大になるので、現実的か。上級席は国内線では通常提供なので、問題はないということになります。一応、国内線はパーティション(擬き)もあるし。国際線も同じように安全だと思います。このあたりのデータはちゃんとあって、上級席の換気効率もわかっているので、それで各社判断すれば良い。

基本は運送会社や国に過度の負担を強いらないことです。飛びたい人には金を払ってもらう。検査体制だって、それで収益が得られれば、喰っていける人が増えます。逆に、無理に行きたくない人にはおとなしくしてもらう。今回の件で、恐らく、オーバーツーリズムはしばらく解消されるでしょうし、なによりもエネルーギーを大量消費する航空機による大量輸送とは決別すべきだったのです。LCCは確かに運賃を下げるのに多売な貢献をしましたが、弊害も少なくなかった。その一つがオーバーツーリズムだったし、それは単に人が多すぎると言うだけではなく、住環境の破壊(土地代高騰を含め)にまで繋がっていたし、今回の件で露呈してしまったインバウンド依存の前弱さにも繋がっています。要するに、日本に限って言えば、叩き売りで外国から人を集めるのはやめるべきだと思います。日本に本当に魅力を感じて来てくれた人は勿論少なくないのですが、高品質なものが激安で売られている国目当てが多かったと思います。一方で、出て行く側に目を転じれば、ついにこのサイトも消滅か?と思われるほど閑古鳥をすでに通り過ぎてしまいましたが、以前に多かったのは、「今度◯◯に行きますが、私は何をしたら良いのでしょうか?」という質問。確かに、目的なく行っても得るものはゼロではないのですが、これからは行きたい人だけ、リスクも背負って行けば良い。

日本に空港がこれだけ必要かという点にもきちんと向き合っていくべきでしょう(新幹線が止まったが富山便を止めなったことが救いになったという経緯もありますが)し、外国人の懐に期待するだけの商売で良いのかなど、”新しい生活“というスローガンは、今盛んにやっている”欲しがりません勝つまでは“的キャンペーン同様に嫌いなのですが、良い方向に転じることは前向きに考えたいと思っています。私の基本は、致死率がかなり低いたちの悪い風邪のウイルスなので、これまでの生活や風習を大転換する必要はないと言う立場だからです。日本がやった大きな間違いは、この疾病を指定感染症にしてしまったことです。最近、その束縛から逃れようとしているのは、あくまで医療崩壊を防ぐためで、もともとはこれに指定されたがために、医療崩壊の危機や医療従事者への過度の負担が発生したのと、それを防ぎたいという意志が働いた結果、PCR検査が意図的に抑えられ、封鎖解除したいものの、それを裏付ける科学的根拠がないのが日本の今の状態なのです。

このウイルスは免疫から逃れる機構を持っているため、HIVでは中和抗体が未だにできていないように、確実に有効なワクチンができる保証はないのです。これに対し、インフルエンザでも二種の作用の異なる薬の併用で効果的なのがわかっているので、既存で効果が科学的にも確実なともに国産の二種類の薬で、”初期“に止めれば、致死率は今の本当の値である0.1%の数分の一以下になる筈で、それで今季をしのいで、次の季節(11月なら大丈夫なんて甘く、このままなら今年の冬に大流行が起きます)までの時間稼ぎをすべきなのです。それでダメなら劇的な生活様式の変更を受け入れても遅くはありません。

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2件のコメント

  • Re: 長距離国際線は搭乗前にPCR検査すれば良い

    JORGEさん、こんにちは。

    日本居住者については、今の技術レベルでは「飛行機は環境に良くないので使わないでください。」と言うのは、(海外旅行については)ある意味タブー(?)なので、そこまでは言いませんが、いずれにしろ、飛行機の乗り方が(交通手段としての飛行機の使い方も含めて)だいぶ変わってくるのは間違いないと思うので、一体それがどんな風に変わるのかを注視している、というところでしょうか。

    基本的にはワクチンはともかく、きちんと薬ができれば、普通のインフルエンザと同じレベルになるだろう、と希望的観測(!)を持っていますが(FAAとかはインフルエンザ罹患者は搭乗を禁止しているので、同じレベルですね。)、過渡期はちょっと分からないですね。前にも書いていますが、マスク着用義務と飲食の禁止はしばらく実施すると思いますが、長距離線はどんなのものか・・・。

    それよりもどのくらいの航空会社が生き残るのかが、とりあえず注目です。JALとかANAももう少し現金を持っているかと思っていたら、案外、「前売り切符のキャッシュフロー」に頼ってたりして、大手航空会社でさえそんなものか、とがっかり(?)した覚えがあります。市場原理という意味では、いい意味でかきまわしてくれた中韓のLCCがどこまで「日本線」を残せるか・・・特に中国は危なくなったら国営会社に合併、とか平気でやるので、また国営航空ばっかりになったりしたらがっかりですね。・・・

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    20/05/13 08:36

    通常はインフルエンザ以下の疾病

    なので、
    >普通のインフルエンザと同じレベル
    以下の対応で十分なのですが、今の世の中のパニック状態では、それを理解させるのは難しいのかも知れません。

    インフルエンザでも乗り込む客はいますが、それは自分のことしか考えないからでしょう。今回のコロナが流行る前か極めて初期の段階での、恐らく東京での街頭インタビュー。ほとんどの通勤者が、”症状があっても無理して行く、休めない”と答えたいたのには驚かされました。それならば、新型コロナに感染して、少しの症状が出ても、出歩いたり、職場で感染を拡げた患者は相当いたはずです。今後は、罰則が国際運行規定で科されるも知れません。現状は、日系航空会社は学校保健安全法に定められた感染症の出席停止期間中は不可と言っているだけです。ちなみに、日本学校保健会事務局(www.gakkohoken.jp)によると、新型コロナは何処にも入っていません。今年の2月に出されたお上のお触れでは、
    「児童生徒等に新型コロナウイルス感染症が発生した場合の対応について」
    感染した者が発症し登校したら、学校保健安全法第20条に基づき、学校の一部又は全部の臨時休業で、無症状者の場合都道府県の判断に任せています。確かこの法律は大学までも含むと理解しています。

    一方、Covid-19では、潜在感染力が白か黒かの判断は今のところPCRでしかできないので、事前検査しか方法はありません。問題は、陽性者が出た時で、慶応や神戸の結果、武漢チャーター機等の結果からしても、クルーズ船のような杜撰な管理(あそこまで杜撰だったとは驚き)でインキュベータ化させなければ、通常は3%程度で止まるとみられるので、当面は300名なら10名程度は出るでしょう。夏に向かっても数名は出続けると思われます。その時どうするかが問題。陽性者は最低でも、5日程度は隔離し、その後陽性になったら開放しても良いでしょうが、隣席者や同じ列と後方(確か気流は前から後ろだったような)者には通知し、自己管理を要請する。今は、中国で実際にやっているように個人の行動把握と管理は可能なので、あくまで感染防止というだけに限定し、時限で中央管理することはやっても良いのかも知れません。

    Easyjetは中央席を外すと言っています。LCCにとっては占有率こそが生命線なので、3-3配置なら2-2になるため、これだけで価格を3/2上がる。さらに、清掃、乗り降りでの混雑緩和などを考慮すれば駐機時間も延びるので、機材の回転率が下がり、経費も嵩みます。これで二倍になるというのは妥当な額でしょう。

    確かに飛行機は高性能フィルターでの換気が必須なので、それで感染を防いでいる面があるとは思いますが、SARSのような速効性の症状が出ない病気なので、実際機内での感染があっても追跡不能なだけの可能性は高いと思います。これが同じメンバーで行動するツアーバスやクルーズ船との大きな違い。となれば、日本で一番問題なのが通勤ラッシュ。これも追跡できないだけで、これまでも、今でも発生していると思われます。ニューヨークは地下鉄が犯人の一人ではないかと言われているし。こうなるとキリがなく、欧州で成功したFIXBUSなどの格安長距離バスも栄華の短い命になる可能性もあります。ブッフェ式食事は多分消滅してもそれほど打撃はないでしょう(宴会部署は大変でしょうが)が、問題は対面式レストラン、居酒屋、スポーツジム、ブースのある展示会や商談会、屋内の小規模店舗が並ぶモールや、年末年始の混雑が有名で、最近までは年中海外観光客で混雑していたアメ横的なもの、これらがどうなるか。個人的には買い物が全て通販になり、会話は荷物の受け取りだけになる世界にはすみたくないし、店舗も職場も会話なく、会話のない外食なんかしたくないので、やはり、今の生活を劇的にかえることは避けるべきだと思います。公共交通機関での物理的接触を避けるとかはこれまでも実行してきたし、昨日も見かけましたが、夕方の列車内(通常は通勤列車)でマスクを下げてビールを飲みながら頻繁非指を唇に当てている客をなくすためにも、都市内、通勤通学列車は飲食禁止も歓迎だし、人的混雑緩和ならむしろありがたい。

    ですから、一番良いのは、これまでよりも少しだけ注意を払いつつ、新型ウイルスを通常の若干素性の良くないウイルスとして受け入れるしかないと思っているのです。

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  • だいたい 搭乗 3時間前とかいうのが問題

    空港でもう濃厚接触している。 そのうえ PCR検査なんて。 Security でも Pre-Check でも というのがある。

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